周辺は雑草の宝庫になっていて、ここでもよく言われている「外来種」がしっかり幅をきかせている。
休んでいるとき、川岸をほとんど一種類だけで占められている繁殖力旺盛なツル植物をつまんで伸ばしたりしてながめていると、そこで発見。
先端のツルのぐるぐるはいつも同じ方向でらせんの形をしていると思ったら途中で数回、回転方向を変えていた。調べてみると全てのつるが途中で回転の方向を変えていた。
とてもどうでもいい発見だが、少し感動した。これもこの植物の工夫で、進化の過程で「これはつるの回転を途中で変えたほうがいいみたいだぞ」と気付いたんだろうと思った。 名前を調べたところ「アレチウリ」と言うらしい。二枚目の写真を見ると途中二回ほど回転の向きが変わっているのが見える。
調 べたサイトで見てみると「ビンボウグサ」と言っていた「ハルジオン」なんかも外来種だったりして、身の回りに生えている草花は殆ど外国産ということになっ ていた。そして、どうもそれらが「北アメリカ原産」と言うのが多い。植物も文化も北アメリカに・などとと考えてしまう。
まだ外国との行き来が盛んでない江戸時代などの野の風景は今とは違っていたのだろうなと想像した。
生物多様性問題の話題をよく聞くけれど、入ってきたものを排除してもとの生態を守ろうとするのも無理がありそうだ。あれだけ旺盛に生えているセイタカアワダチソウやオオハンゴウソウの黄色い花群を見たらイタチごっこで、「外来種を排除する会」とかいった幕末の攘夷派のようなものを結成して徹底的にやらないと取り除きようは無いだろうなと思った。
幕府は結局開国していたけれど、