2009年2月20日金曜日

芝居を観る

以前働いていた時に一緒だった演出家の人がやる劇を下北沢へ観に行く。
下北沢は相変わらず所狭しと店と人がひしめいた「匂い」のする街。駅は立体的で複雑怪奇。未だに迷う。
今回の劇のタイトルは「女の平和」。ギリシア喜劇の現代版。アテネスパルタ戦争が舞台だが難しい話ではなく、笑いのある迫力的な演技・演出だった。
演 劇は映画やテレビのような映像と違い舞台が限られている。それをいろいろな工夫によって見る側の想像を沸かせ、実際の人が目の前で演じることで印象が大き い。昔仕事中無駄話をしている時にその演出家の人が、芝居は絵と違い残らないもの、と言っていた。確かに芝居を映像にとって観ても映画にはかなわない。実 際に目の前で見て感じることが芝居の醍醐味だろう。良し悪しを比べられるものではないけれど、演劇と絵の力は印象の強さとその時間でそれぞれ強さがあると 思った。

2009年2月18日水曜日

広島

 
 
広島へ家族で向かう。
彼女の両親に計画を作って案内して貰った。世界遺産が二つもある。今回自分は二回目だったがいろいろな場所を廻らせてもらい途中雪が降ったりもしたが新たに楽しい場所を沢山見ることができた。自分の親も初の広島を楽しんでいた様子。
写真は尾道の山側から見た景色。山は殆ど岩で出来ていて生える植物も限られていたので湿り気のないカラッとした地面であった。冬で寒かったが瀬戸内は穏やかだなと感じた。

2009年2月11日水曜日

民芸


駒場東大前から歩いて五分程のところに日本民芸館と 言う建物がある。中にはアイヌの衣や刀、日本にある博物的な資料が展示されている。装飾性は同じ時期の西洋文化などのものに比べればそれ程なく、派手では ないが、昔の日本人の落ち着いた独特の風情や感覚が感じられた。建物も古く柱の木材も今ではないような太い木が使われていた。その日は向かいの西館(旧柳 宗悦邸)も開放されており見学できた。朝倉彫塑館や山本雄三記念館などの建物もそうだが、昭和初期以前に建てられた建物は住み易いかどうかは別として落ち 着くし、各部屋を見て回ることが楽しい。
この日は休日だったからか見学者は多かった、が、しかしその大半は土産ルームに集中していた。連れと一緒に行ったのだが、やはり一番長くいたのはその部屋だった気がする。
建物の外は梅の花が咲いており、空気も春のにおいがし始めてきた。

2009年2月9日月曜日

デッサン

久しぶりに以前通っていた教室の先生から人物を使ったデッサン会があるというお知らせを貰ったので参加させてもらった。
ポーズの時間は決まっているので用意を先に終えてすぐに描き始めていかなければならない。一人で描いている時よりも慌しくなりペースアップする。勉強になった。

2009年2月5日木曜日

展示終了

池袋の展示が終了。観に来ていただいた方はありがとうございました。
地元が隣埼玉なので、子供の頃から今まで、知り合った多くの人が観に来てくれた。一般の人も多く色々な感想があった。
結局現場に居合わせる予定とされていた日と、それ以外で火曜日も現場に行ったが、居なかった日にも来てくれていた人がいたのでどうせなら全部出ていればよかったなと思った。
自分の描いた作品を他の人が見ると言うのは、例えるなら自分の腹の中に招いて見せている様な気分。一杯になったり、チクチクしたりする。最初は疲れたけれど後半は慣れてきた。絵に関しては、甘い部分も分かり、まだやりたい所が出てきたのでこれからに繋げたい。


デパートの展示だったのでアナウンスで時々「金子琢磨油彩画○△×~」と放送があった。今まで迷子か学校の呼び出しぐらいでしか呼ばれたこと無かったのでその度にビクッとした。