2012年1月28日土曜日

背景美術

先日アニメーション映画の背景美術監督とお話しする機会があった。映画の背景のための美術とは言っても絵を描くと言う事においては共通する部分もあり、また異なる範囲もあった。
絵はアニメーションの背景としてポスターカラーで描かれているので、色彩は自分のやっている油彩風景画とは異なるが、画面には熟練した技術があり、程良い密度が保たれていた。もちろんそうでなければ一枚一枚にムラが出来て一本の映画作品として成り立たない。描いた絵にキャラクターが入り、映画の画面になることを完成と言う想定の上で描いているとのこと。映画ではその絵に音、動画が合わさり舞台が生まれて来るのを感じる。
なので自分たちの様な個人で完結させる一枚絵とはまた違う所もあり色々と面白かった。

制作現場は総監督の指揮のもと緊張感を持ち集中力しつづける雰囲気が感じられた。

2012年1月24日火曜日

東京の雪

溶けた雪は朝の寒さで凍り、日影の路面はデコボコ・ツルツルと大変歩きにくくなっていた。しかしそんなことは言ってられず、ここぞとばかり雪景色を描くために出発。訪れた野川はまた新たな一面を見せていた。
日は出ていたとは言え、寒さは足元からやって来る。足先に入れていたカイロも効果は殆ど無く、冷たさで指先が千切れそうであった。毎年雪の中で描くと「雪用のブーツが欲しい」と思うのだが、暖かくなると忘れてしまう。
帰りもツルツルと危なげに戻った。帰りながら、雪国の人などはこの程度の雪でてんやわんやしている関東人を笑っているのだろうなと思った。



日が昇ると木に積っていた雪は溶けて落ちていった。

息子には朝保育園に行く際初めて雪を触らせた。「何だこの白いのは?」とばかりになでていたが、冷たくなって手を引っ込めた。

2012年1月13日金曜日

もらいもの

クリスマスプレゼントに年賀状やお年玉。冬は色々なものを贈ったり貰ったりする。一方、昨年末より保育園に通うようになった息子は結構な頻度でほかの園児から風邪やら下痢やらをもらってくる。先日のものは強力で遂に自分や妻ももらってしまった。
保育園では楽しかったり悲しかったり多々あるのだろうけど、まだ話せないので顔の引っかき傷や迎えに行く際の笑顔または涙目などで推測するしかない。

昨年31日は年末駆け込みならぬ歩き込みでトトトト・と歩き始めた。

朝保育園出発前、メランコリックに歯を磨く息子。




最近は外に描きに行きたいが、締め切りまでにやる作品があるので作業場での制作が多い。