2013年11月9日土曜日

制作風景

2013年11月6日水曜日

写真など







「目的と手段を間違ってはならない」。と自分に言い聞かせて登って行った。

自分は描くために登っているのである。風景を描く絵描きの性か、色々な場所へ足を運びたくなってしまうものである。

独りで歩き続けていて、ここがあまりに人の生活と離れていると感じた時、ふと、新宿駅の2階南口ホームの雑踏の景色と音が頭に浮かんできた。なんて対照的なのだろう、なぜこんなところに居るのだろうとあらためて思うと、なぜか可笑しくなってきた。そして、星野道夫が「旅をする木」の中で、「僕たちが毎日生きている同じ瞬間、もう一つの時間が、確実に、ゆったり流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅に意識できるかどうか、それは、天と地の差ほどおおきい。」と書いた一節を思い出した。