2015年6月4日木曜日

街並み

制作の後、映画の撮影場所を探しなどしてみようと街を散策。
歩いている人に道を尋ねると「広場で絵を描いていたな?」と言われる。そして気軽にそこまで一緒に案内してくれた。
元々広場で人目につくところで描いていた為、沢山の人が見に来ては話しかけられたりしていた。翌日にも皆絵の進捗を覗きに来る。街の人全員に知れ渡ったのでは無いか思う程街の人々の情報伝達が早く感じる。

街はインフォメーションだけが映画の案内をしていて、その他は土産屋など何も無い。映画におもねらないこの潔さが逆に魅力を感じる。それ故か、描きながら広場を観察していると、人々は通りかかった知り合いに声を掛けたり、そこかしこで集まって話をしていたり、ベンチで寝ていたり、噴水の水を飲みに来たり・・そして時々自分の絵を見に来たり、と1日を只々急がずのんびり過ごしている様に感じる



下は映画の俯瞰のシーン。自分は噴水の正面(画面下側)から描いている。左にある映画館の建物は無くなっている。

2015年6月2日火曜日

Palazzo Adriano

シチリアの地方では幹線道路を外れると急に田舎になる。一応県道のような所を走っていた時、羊が道路を塞いでいるのに出くわしたのは驚いた。



最終目的地はパラッツオ・アドリアーノ。ニューシネマパラダイスの舞台となったとても小さな街である。
宿はそこを抜けた少し先にあり、ここには3日間だけ滞在することにしている。

車でひたすら山と畑しかない道を走りようやく村に近づいて来て、先ずは宿に行くつもりだったのだが、予期せずいきなり映画のメインの広場を車で抜けることになってしまい、「お・お・お、、」と心の準備なく映画のスポットを走り抜けながら全て見て通り去ってしまった。

明日改めて歩きながら見ようと思う。