2009年2月20日金曜日

芝居を観る

以前働いていた時に一緒だった演出家の人がやる劇を下北沢へ観に行く。
下北沢は相変わらず所狭しと店と人がひしめいた「匂い」のする街。駅は立体的で複雑怪奇。未だに迷う。
今回の劇のタイトルは「女の平和」。ギリシア喜劇の現代版。アテネスパルタ戦争が舞台だが難しい話ではなく、笑いのある迫力的な演技・演出だった。
演 劇は映画やテレビのような映像と違い舞台が限られている。それをいろいろな工夫によって見る側の想像を沸かせ、実際の人が目の前で演じることで印象が大き い。昔仕事中無駄話をしている時にその演出家の人が、芝居は絵と違い残らないもの、と言っていた。確かに芝居を映像にとって観ても映画にはかなわない。実 際に目の前で見て感じることが芝居の醍醐味だろう。良し悪しを比べられるものではないけれど、演劇と絵の力は印象の強さとその時間でそれぞれ強さがあると 思った。