2009年2月11日水曜日

民芸


駒場東大前から歩いて五分程のところに日本民芸館と 言う建物がある。中にはアイヌの衣や刀、日本にある博物的な資料が展示されている。装飾性は同じ時期の西洋文化などのものに比べればそれ程なく、派手では ないが、昔の日本人の落ち着いた独特の風情や感覚が感じられた。建物も古く柱の木材も今ではないような太い木が使われていた。その日は向かいの西館(旧柳 宗悦邸)も開放されており見学できた。朝倉彫塑館や山本雄三記念館などの建物もそうだが、昭和初期以前に建てられた建物は住み易いかどうかは別として落ち 着くし、各部屋を見て回ることが楽しい。
この日は休日だったからか見学者は多かった、が、しかしその大半は土産ルームに集中していた。連れと一緒に行ったのだが、やはり一番長くいたのはその部屋だった気がする。
建物の外は梅の花が咲いており、空気も春のにおいがし始めてきた。