2011年11月5日土曜日

りんご園



来年の企画で、林檎の木を描こうと埼玉県にある林檎農園を訪れた。入口のおじさんに理由を話したところ快く了解してくれ、林檎畑の案内をしてもらった。林檎畑と言えば近辺では長野県であろうが、今回は数少ない関東圏の林檎園(一番近い)へと向かった。
林檎の木はわい化されており、中を通る時は腰をかがめて潜り抜けることも必要だった。時折、巣作りも終わりにさしかかった大きなクモの巣に顔を引っかけてしまい、背筋が凍る思いもした。
林檎の実は寒冷地ほどではないものの赤く色づいており林檎の良いにおいが漂っていた。林檎狩りに来たのではないのでつまんで食べることは出来なかったが、終了後おじさんに木になっている林檎をいくつかもいでもらい、昔ながらと言うか柿を取って食べるときのように、ズボンに擦りつけて拭きかじりついた。採れたての新鮮な林檎はみもしっかりしていてとても美味しかった。
来年花の季節になったら再び林檎畑を描きに行こうと思っている。

最近は秋らしからぬ温かさが続いているが、日が陰るとやはり冷え込みを感じる。秋来ぬと・という詩のように。