2008年10月12日日曜日

引越し後

大分更新していないので書く。
転居した当時大量にあり、もめていた自分の荷物も今はほぼ片付いた。
十月初め、長野県の上高地へ五日ほど絵 を描きに行った。個展が松本なので信州の絵を描こうということでの旅。「嘉門次小屋」という明神岳ふもとの山小屋で寝泊りしていた。出来たのは1800年 代と言う相当年季のある所。囲炉裏もあった。朝は六時半朝食、自家発電により夜九時には消灯(停電)。朝まで電気は使えず、携帯の電波も届かない場所で あった。そのような所で数日過ごすと段々自分の中にある自然の部分が蘇って来る感じがした。但し、上高地のバスターミナルに行くと携帯電話も通じてしま い、観光客、中国のツアー団体等で溢れかえっていた。昔の仕事の経験からか、何故か中華系の団体を見ると妙に反応してしまう体質がまだ残っている。
紅葉には少し早かった。目の前ある3000メートル位の山々を見ていると登ってみたくなる気持ちが出てきそうであったが、今回は絵を描くために来ているので抑えていた。小屋は登山者の中継地点でもあり、山に登らない自分は少し悔しいような気分でもあった。

調布(住所は三鷹)の家に戻ると、新たに絵の仕事が入り旅のスケッチをそのままに新しい作品を急ぎで仕上げることとなった。生活のリズムと言うか、描く姿勢を徐々に整えていこうとしているこの頃。