2012年5月30日水曜日

昔と今







描いているゴンドラ修理場の風景、或る街の本屋のウィンドウにに置いてあった本の表示写真と同じ場所であった。見ると19世紀に撮られたものらしい。
確かに今と比べると窓が一つ無かったり、今はテラスが出来ていたり、もう後ろの木が無かったり。描いた場所なので違いが良く分かる。
しかし建物を含めその場の目的など大体は約200年前とほとんど変わっていないということに驚いた。この間に戦争や幾度の洪水など、色々あってもこの場所で相変わらずに、ずっとゴンドラを直して来たのだなと思うと色々と感じられるものがある。
何世紀か後には同じなのだろうかそれは分からない。
しかし、その頃までこの描いた絵が残っていて、末代が、ここは先祖が描いた絵と同じ場所だ‥と観に来たときに変わっていなかったら、自分が今感じた様な想いを感じられるのかなと思うと面白い。


一週間のベニス滞在も終わり明日帰国となる。