2009年6月24日水曜日

曇りが多い




妻の方は仕事があるためローマから日本に戻り自分はこれよりイタリアで3週間風景画の集中制作。行き先はオルビエト~フィレンツェで、ある風景画家のワークショップに3日参加し、最後にシエナへ行く。
しかしオルビエトは到着早々曇りや雨ばかり。少しの晴れ間を狙って描いている状態で中々進まずもどかしい。今年は雨が多いと宿の人が言っていた。

出 発前に空港で買った村上春樹の遠い太鼓と言う本を読みながら晴れるのを待っている。本は筆者がギリシアとイタリアに住んでいた時のエッセイ。丁度今回の行 き先と一緒だった。妻が見つけ買った物。最近流行っている新刊があるが読まない。流行っているときに一緒になって飛び付くのが好きでなく、ほとぼりが冷め た頃に手にしたりして、やっぱりいいなこれと思ったりする。
つまり時代遅れと言うのかも知れない。

2009年6月21日日曜日

5日目






顔や腕等は強烈な日射しにより黒くなる。余りの眩しさに明るい場所へ出ると右目が痛くなってしまった。サングラスはしたくないのでしない。
4日目は近くにあるイオス島へ船で行く。島の縁の人が滅多に歩かないような小路を探索。辺りの景色が凄かった。
写 真の様にギリシアの島では、階段や石畳の石一つ一つに白い色で縁取りしてあるのが面白い。手間を考えるとただの模様ではなく歩きやすくするためのものだと 思うが、道路の街路樹の幹までも全て白にされているのを見ると、ギリシアの人は目が悪いのかと思えてしまう。人柄は親しみやすい人が多い。

下は眩しさに耐えて描いていた景色。

2009年6月17日水曜日

サントリーニ島




成田空港よりローマ、アテネで乗り継ぎ、「サントリーニ島」と言う全長10km程の島に到着。
朝は風が寒く感じたが昼は強い日射しと白い建物(街全部)の照り返しで暑くて眩しい。
写真等でよく見る真っ青な空は地上が白いからそのコントラストで更に深く蒼く見えるため。
中々のんびりして良さそうなところ。街は主に白と青で構成されている。

泊まる所に着いたら連れと二人で昼間から倒れる様に睡眠。


下の写真は竿竹売りならぬ壷売りの車。車からのスピーカーアナウンスが竿竹売りによく似ていた。

2009年6月15日月曜日

あっという間で

 
7日の結婚式も無事?終わり、気がつくとあっという間に一週間過ぎ旅行の出発の日となってしまった。式は快晴に恵まれ正装で外にいては暑いくらいだった。色々書く事もあったがその後の作業に追われて出発直前の更新となった。これからギリシア、イタリア方面へと向かう。
前回と同じように、現地から携帯を使って報告して行こうと思う。

2009年6月1日月曜日

制作記

絵に関しての記事がないので、最近描いた作品の制作風景の写真。
五月だが八月のように暑い日だったので大人も子供も川遊びしていた。何が捕れたのだろうか。

2009年5月26日火曜日

訪問者

日が落ちてもカーテンを開けたままで部屋の明かりを点け作業をしていた。ふとベランダへ休憩に出ると薄暗い中、地面に何か黒いものが落ちていた。よく見ると「コクワガタ」だった。
こ んなところに何処から飛んできたのか、明るいので来てしまったのだろう。蜂蜜をつけた脱脂綿でこの突然の訪問者にもてなしをした。しかし部屋には今、匂い が好きなので早くも蚊取り線香を炊いており、これはやはりクワガタとは言え虫なので苦しと思い反対の林側に逃がしてやることにした。
自分は来月中留守になり、その間連れに飼ってもらうことをお願いした場合、生存させてもらえる確信がもてないので、とどまってもらうことにはしなかった。
翌日見ると脱脂綿を残してコクワガタはいなくなっていた。

2009年5月4日月曜日

昭和の夏の風景とは

昭和の夏の絵を描くという面白そうな企画がありやってみることに。
考えてみると、自分は昭和55年生まれで64年に昭和が終わった時は9歳だったようだ。今でこそ新興住宅地になり道路と建売用の家やマンションばかりの地元だが、その頃は近くに空き地や雑木林、小さな沼などもあった。
夏 は何をしていたか、地域には三、四クワとり(クワガタ捕り)のポイントがあり其処を廻っていた。その辺りで捕れたのはコクワガタ、ノコギリクワガタ、時々 ヒラタクワガタ(チョウセンクワガタと呼んでいた)それとカブトムシである。メスは角や顎が無いのであまり貴重がられない。オスの立派な顎とピカピカと黒 光りした甲冑のような体がカッコよかった。
今考えるとオスには迷惑な話だが、子供の頃はオスをメインに捕りメスは逃がされていた。黄金色や玉虫色 のカナブンはそれ以下で見向きもされていなかった。やはり虫の中であの堂々とした角や顎があり、ゴキブリのようにカサカサとせせこましく動かない態度がが 他の甲虫と一線を画していた。
虫の話になってしまった。昭和の夏の風景、もう少し考える必要がある。