2008年5月20日火曜日

オリーブの木

ある人が「この色を出せる画家は殆ど居ない」と言っていた程、なんとも言えない地中海式気候の土地の景色に溶け込んだ色。下手に混色して描いても不自然な感じになってしまう。上手く行ったかは分からないが自分も風景で何度か描いたことがある。
今日は風が強い。遠くの木々が風にあおられて葉がみんな裏をむいた瞬間、色がオリーブの木になった。つまり他の木でも裏向きの葉の光の集まりを遠くから見ればオリーブに近いような色に見えるということ。実際の木も近づいて見るとやはり葉がすべて裏向きになって生えている。


話は変わって、7月中イタリアに行くこととした。フィレンツェにある絵画学校でサマースクールを取る為。旅行ではないので日々地味で大変なことが多いのは毎回のことだが、異文化同士の刺激を受け日本で小じんまりまとまろうとする感覚を修正したい。

オリーブの木ももう一度描こうと思う。